

顕微鏡で、ミクロの世界を覗いてみよう!!
「え、なにこれ!」の体験を産み、「次もしたい!」の学びを残すシコウサクゴLABの科学実験教室。
今回は、小中学生6名が参加してくれた、顕微鏡を用いた科学実験教室についてレポートしていきます。
今回の科学実験教室は、「①顕微鏡についての講義⇒➁実験ノートの作成⇒③自分でモノの仮設図を描いてみる⇒④実際に顕微鏡を覗いてスケッチ⇒⑤気づき・感じたことをまとめる⇒➅みんなの前で共有」の流れで行いました。
講義は、光でみる光学顕微鏡と電子で見る電子顕微鏡の違い。「世界で一番細かく見える顕微鏡は、果たしてどのくらい見えるのか?」などをクイズ形式にして、子供達が自分の中で考えて答えられるような形式で行いました。

観察するだけでなく、実験が終わった後に学びを残す意味を目的として、自分だけのオリジナルの実験ノートを作成し、記入をしてもらいました。
顕微鏡で見たサンプルは、砂糖の結晶、髪の毛やはさみ、消しゴムのカスなど、子供達が興味のあるものを幅広く自主的に選んでもらい、観察をしました。
子供達はどんな様子だった?
今回参加してくれた6人の内、5人が顕微鏡を学校で使用経験がありました。
ですが、学校では決まった植物などの定番の決まったモノしか観察できなかったようで、今回自由にサンプルを選んでもらった分、「うわぁぁぁ、なにこれー!」の声が上がっていました笑
一番人気は、髪の毛でした。1人1人の髪の毛の細さや形の違いがはっきりと観察でき、その違いからたくさんの考察を行っていたのが印象的でした!
そして、保護者さんも「私も見てみたい」と言われ、子供と一緒に参加していました!子供達にとっても、いつも見ることのできない好奇心に満ち溢れた親御さんを見ることができて面白かったようです。
また、はじめは緊張していて積極的に参加できなかった子が、グループワークや、顕微鏡を覗いていたりする中で、「先生、これも見てみたいんです!」と、用意されたサンプル以外に自分でサンプルを見つけてきて、笑顔で観察して「すごい!」と言っていた瞬間がありました。
この科学実験教室は、「科学って面白い!」って感じてもらうことはもちろんのこと、実験を通して、「学ぶ楽しさ」「自分の手で動かして知る面白さ」「この世界にはたくさんの新しいモノがあること」を感じてもらうことも目的としています。
そして、勉強できるorできないは関係ありません。ここの科学実験には、点数がつくことはありませんから笑 自分が知りたいことを自分の手で学び、そこから新しく学びたいものを見つけていきます
科学実験を通して、好奇心を探求したい皆様、心よりお待ちしております。
Let’s enjoy science!!


\Wireter/
りゅうせい
熊本大学大学院医学修士1年
精子と卵子の研究をしています
薬学4年☛医学1年目。熊本歴5年
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