

空飛ぶ自主室、はじまる。
「え、なにこれ!」の体験を産み、「次もしたい!」の学びを残すシコウサクゴLABの実験教室。
今回は試し企画として始め、中学生2名が参加してくれた、「机に向かうだけが学びじゃない」をコンセプトにした自主室について書いていきます
はじめに、自主室ってなに?自習室じゃないの?と思うかもしれません。
世間では、「自習室=机に座って、自分の課題を自分で取り組む場所」という認識が多くあります。
そこで、「自習室の場に、様々学びを体験できる機会があれば、自分が集中できるだけ自習を行うことができ、同時に多くの学びも深めることができるんじゃないか?」「そうなると、学ぶことが楽しいという感覚も養うことができるのでは?」
という、一石二鳥アイディアからできたのが”自主室”です。
イメージは、自分で学びたいモノを選んでいく場所です。
様々な学びを用意されていて、その空間で、自分が学びたいモノを自主的に選んでいく
「自習に集中できていてる?おー、じゃあ自習をしよう!」
「自習に疲れたか!じゃあ、違う脳みそを使ってみるか!」
こんな言葉が飛び交う場所を創り続けています。

今回は、①ウォーミングアップに”社会問題カルタ”⇒➁自習学習⇒③英会話の学習⇒④顕微鏡での科学プチ教室or自習学習⇒⑤生命の学習⇒➅帰る前にトランポリン跳んでいく、のボリュームたっぷりのプログラムで行いました
社会問題カルタは、「宇宙ゴミが1億個」「1人あたり年で300枚のプラスチック袋を使っている」などの学校では中々学ぶことできない内容が題材であり、さらにその問いに対して「何で、その問題が起きているのだろう?」「どうやったら、その課題が解決できるかな?」と一歩先まで踏み込んで、皆で自分達の答えを作るまで取り組みました。
ウォーミングアップのつもりが、答えのない問いを沢山考えたので、頭がみんなヘトヘトになりました(笑)

その後は、各自で「1時間で何をやるか?」を事前に決め、集中して自習学習に取り組みました。
自習学習の後は、英会話教室へ。
英語を覚えるより、英語ってそもそも何だろう?
今回は、「Water」における①日本 ➁イギリス ➂アメリカ の発音の違いを、声に出しながら知っていきました。そもそも、英語が国ごとに違うアクセントを持っていて、”根本的に間違った発音の英語がないこと”や、「Water」のWaは、カタカナに戻すと、どうして「ウ”ォ”―タ―」になるの?など、英語の教科書からは普段考えない角度から英語の楽しさを学んでいく時間にしました。
Coffeeが、英語だと”カフィー”になるなど、発音が気になる方はぜひ調べてみてください!

そして、次に自学を行う人と顕微鏡講座を受ける人に分かれ、最後には、みんなで”人間の生殖の原理”について学びました。
担当した私自身が大学で精子・卵子などの生殖を研究しているのもあり、今回は生殖の原理の観点から「どうやって命が誕生するのか?」「どうして体の生理現象は起きるのか?」などの生命をテーマにしました。
今回、参加した2人はこの生命の分野に興味がかなりあったのもあり、「どうして帝王切開の後は、帝王切開でしか産まれないの?」など、質疑応答やディスカッションをみんなで行い、生命について考えていきました。
*熱が入り、だいぶ黒板が汚くなりました(笑)
●8月21日 (土)13:00-17:00
ー利用料金 一律3000円
トランポリン使用可能な時間帯:13:00-13:30
英会話レッスンの時間帯:13:30-14:00
顕微鏡の科学講座:14:15-14:45
*その日のメンバーでスケジュールを入れ替えることもあります
●8月22日 (日)10:00-17:00
➀午前のみ(10:00-13:00) 3000円
➁午後のみ利用 (14:00-17:00) 3000円
➂終日利用(10:00-17:00) 5000円
トランポリン使用可能な時間帯: ➀10:00-10:30 ➁16:30-17:00 (終日の方は2回受講可能)
英会話レッスンの時間帯:➀13:00-13:30 ➁16:00-16:30 (終日の方は2回受講可能)
顕微鏡の科学講座:13:30-14:00 (午前・午後共通)
*その日のメンバーでスケジュールを入れ替えることもあります
\ 申し込みはこちらから /
*直接施設への申し込みも可能です!
この自主室を運営するシコウサクゴLABが一番大事にしていることは、「自分の行動を自分で選び、学びの楽しさと深さを常に感じていく環境」です。
そのため、毎回決まった時間に決まったことをやることは強要しません。
もちろん、はじめから皆が自主的に学びを選ぶのは難しいので、会話を通して、その日に行う学びを一緒に考えていきます。これを何回も繰り返すことで「今日は、これをしたい!」と本人の口から言っていけるような環境作りをしていきます。
「自主学習の環境が欲しい、色々な学びの体験をしたい、勉強の楽しさを感じたい、学校で学べないことを学びたい」などなど、
様々な目的で、足を運んでいただけたらと思います。
Let’s enjoy Learning&Science!!


\Wireter/
りゅうせい
熊本大学大学院☞学修士1年
精子と卵子の研究をしています
薬学4年☛ オーストラリア半年 ☞医学1年目。熊本歴5年
\ 他の記事を見る/
\ メインページを見る /